エルレ新アルバム”The End of Yesterday“収録曲を勝手におすすめしていきます!
2008年の活動休止から10年。
ELLEGARDENは活動を再開し、これまでにリリースしてきた楽曲でさまざまなライブ活動を実施した。
そこから4年。
今を生きるロックバンドとして新たな楽曲をリリースし、今を生きるロックバンドとしてライブ活動を行い前へ進むと発表した。
やっぱりELLEGARDENは生き様までかっこいい。
そんなこんなで、ELLEGARDENの最新アルバム”The End of Yesterday”の紹介をしていく。
様々な音楽雑誌や細美さんのラジオ”Hedgehog Diaries”で楽曲については語られているが、あくまで私個人の感じたことを綴っていく。
雑誌やラジオは面白いのでチェックしてほしい!
・エルレ新アルバムの余韻が未だ抜けない人
・エルレ新アルバムを聞きたいけど、何から聞いたらいいか分からない人
・エルレの楽曲をまだ聞いたことがない人
The End of Yesterdayについて
過去と、未来と向き合ったエルレで最も壮大なアルバム
言葉で説明するのは難しいが、エルレのアルバムはそれぞれで色がある。
このアルバムはロサンゼルスでレコーディングしたことを象徴するかのように、壮大で雄大な世界観を感じる楽曲が多く、器の大きなかっこよさを感じる。
2008年にリリースした”ELEVEN FIRE CRACKERS”のピリついたかっこよさとはまったく違う。
音源もそうだが、歌詞にも着目してほしい。
Amazon Prime で公開中のエルレのドキュメンタリー映画を見た人なら分かると思うが、2008年にエルレは大きな壁に衝突した。
過去の出来事に向き合い、現代のバンドとして再始動した彼らの覚悟が込められた歌詞、細美さんの内面を歌った変わらない歌詞やアルバム制作の旅がいかに大切なものだったかを感じさせる歌詞、様々な思いを綴った詩が”The End of Yesterday”を最高傑作たらしめている。
そんな感じのアルバム。
上で少し出したエルレのドキュメンタリーは、エルレが好きな人なら一度は見てほしい。
彼らのバンド人生をアルバムリリース前まで、長く追体験できること間違いない。
Mountain Top
ELLEGARDEN史上、最高に壮大な楽曲!
ELLEGARDENでもっとも壮大で雄大な名曲。楽曲名は直訳で山頂。
新アルバムリリースに先立って、配信限定で発表されたのがこの楽曲。
心を揺さぶる最高のエモーショナルロックは、確かな彼らの進化を音で感じることができる。
サビの歌詞通り、最後の勝負にはならないことを願っている。
Breathing
重厚感が素晴らしい最高にテンションが上がるギターロック!
アルバムで1番、ウブぺジオ(生形さんのアルペジオ)が活きている楽曲。
重厚感と疾走感あるギターロックながら、サビの歪みのギターの後ろで鳴るギターリフは楽曲に空間の広がりを与える。
非常にかっこいい楽曲だが、”Eleven Fire Crackers”のピリついたかっこよさとはタイプの違うかっこよさが魅力。
過去は変えられない、だからこそ今変わる必要性を説く歌詞は、エルレの活動に重ねるとエモい。
ダークファンタジー
明暗がハッキリしたエルレの新境地ロック!
どこか不気味なメロディーラインから入る楽曲。
自分がどん底に落ちた時、この曲を聴いて復活しようと考えるくらい、ダークながらもどこか希望が見える楽曲。
ギターで空間の広がりを作る要素がエルレらしく、Cメロで雲の隙間から空が見えるような明るさが垣間見える。
アコースティクなイントロを含めて、個人的には”Mr.Feather”と対になる楽曲だと思う。
Strawberry Margarita
ようやく見つけたエルレ史上最高のラブソング!
テキーラとホワイトキュラソーを合わせて作るマルガリータにストロベリーリキュールを加えたカクテル”ストロベリーマルガリータ”が表題の楽曲。
ELLEGARDENの中で唯一、成功した恋を歌っている。
この楽曲はAmazon MusicのCMソングとしても使われていたので、聴き馴染みがある人も多いのではないだろうか。
SEをアクセントに使った音楽はELLEGARDENに珍しく、かっこよさよりも明るさや楽しさ、わくわくが止まらない名曲で、細美さんが結婚したからこそ、最後には君を見つける、そんな歌詞が書けたのかもしれない。
Bonnie and Clyde
爽やかでも締めるところは締める、クールかっこいい一曲!
壮大かつかっこいい、珍しいリズムのロックナンバー。
イントロのギターや楽曲通したボーカルなど独特の空間作りが確立されていて、それでいて芯のギターロックをサビで持ってくる広い世界観でかっこいい楽曲。
個人的には湖畔で聴きたい楽曲のNo.1。
曲調に似合わないが、楽曲名通り過酷な歌詞もよい。
楽曲名の”Bonnie and Clyde”はアメリカ映画のタイトルで、元々はアメリカの犯罪者カップル二人の名前。犯罪者カップルだけど、ベストカップルと表現で使われることがあるらしい。
瓶に入れた手紙
L.A.だからこそ録れた最高の日本語ロック!
様々な感情を刺激する少し大人なロックミュージュック。
煌びやかながらも少し暗い雰囲気で始まるこの楽曲。
少しダークな側面をサビに近づくに連れて街灯をつけるかのような明るさで包み込む。
さらにはエモーショナルなギターソロはかっこよくも棘がなく、リスナーの心をわくわくさせる一曲。
Firestarter Song
シンプルなギターフレーズが紡ぐ至高のロックミュージック
重厚感あふれる最高にかっこいい楽曲。
ガツっとした歪みから始まるこの楽曲は、どこを取ってもギターフレーズが最高にかっこいい。
沸々とやる気を漲らせてくれる音楽で、勝負事の前には必ず聞いていきたい。まさに着火剤ソング。
“Turn on the radio. Just put that on stereo.”ラジオをつけて、ステレオで鳴らそうぜ
そんなメインのフレーズは最高にクセになる。
チーズケーキファクトリー
わくわく楽しい、そして感涙のポップロック!
アメリカのファミレス”チーズケーキファクトリー”から名前を取った楽曲。
リスナーを最高にわくわくさせ、楽しく明るく、ポジティブな感情で心を満たす楽曲。
まさに感無量、心は幸せでいっぱいになり涙が止まらない。。。
フロントマン木下の弱々しく繊細で、数あるバンドの中でも決して上手いとは言えないその歌声。そしてギター戸高のフロントマンに負けない幅広いサウンドメイクによる幅広い引き出しのギターリフ。
サビのフレーズ”ディダ ラバダ we get it get it go”は口ずさみたくなること間違いなし。
10am
リズム隊が生み出す最高のノリの良さを楽しめ!
アルバムで1番疾走感溢れる楽曲。
個人的に、ドラムとベースのリズム隊が最高に活きた楽曲だと思っている。
疾走感あるグループやテンポ、ノリとロック感が細美武士のボーカルを際立たせ、ただひたすらにかっこいい歌ものロックとなっている。
過去じゃない、エルレは未来へ生きる、リスナーにその決意を、覚悟を感じさせる歌詞が最高に良い。
Perfect Summer
アメリカ西海岸を浮かべる爽やかなパワーロック!
この楽しい旅が、アルバムが、終わりに向かっていることを告げるかのような広い世界観で綺麗な音のギターリフから始まる楽曲。
今だから聞ける、細美武士のハイトーンボイスが独特なテンポのギターリフにマッチする。
真夏の晴れた海辺で聴きたい一曲で、今後永遠に、個人的な夏の歌になること間違いない。
Goodbye Los Angeles
アルバムタイトルを歌った旅の終わりを告げる楽曲
アルバムタイトル”The End of Yesterday”をサビのワンフレーズにした楽曲。
アルバムが、そしてELLEGARDENと帯同者スコット・マーフィーの旅が幕を閉める。
ブリッジミュート、そしてアルペジオ、サビの壮大なフレーズと世界観は、ここまでの楽曲を思い出す時間をくれる。
力強いリズム隊と優しいギターリフにボーカルのCメロまさに旅の締めくくりに最高の一節。
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