Jロックを聞いて英語のリスニングを勉強できたら、素敵だと思いませんか?
僕はそう思います。
洋楽を聞けとか言わないでください。洋ロック沼にまで落ちたらついに廃人になる。
どうせリスニングを学ぶなら、きちんとした発音のバンドが良いですよね。
でも、どのロックバンドが発音が良いかなんて、英語が話せない人にはなんとなくでしか分かりません。
というわけで、しっかりと調べてきました。
今回はネイティブ発音のロックバンドを紹介していきます!
・音楽を聞いて英語を勉強したい人・発音が綺麗なロックバンドを聞きたい人・新しいバンドを知りたい人
RADWIMPS / illion
“RADWIMPS“でフロントマン、並行してソロプロジェクト”illion“で活動する野田洋次郎さんは帰国子女で綺麗な発音の英語を話します。
前者は中期のアルバムでよく英詞を使っており、後者では多くの楽曲が英詞で書かれています。
野田洋次郎さんの英語のルーツは、6歳から小学校4年生までアメリカで過ごしたこと、またイギリスのロックバンド”OASIS”に影響を受けたことです。しかし本人曰く海外在住経験以上に、英語を猛勉強したからこそ話せるようになったそうです。
音楽活動を見据えて勉強したんですかね。
上の動画はギターメーカー”Gibson(UK)”のインタビューで、彼らのヨーロッパツアーや活動についてを流暢な英語で話しています。また、野田洋次郎さん主演映画”トイレのピエタ”の試写会・記者会見でも流暢な英語で外国人記者とやり取りをしています。
出典:RADWIMPS 野田洋次郎がすべて英語で!『トイレのピエタ』日本外国特派員協会での記者会見レポート | シネマズ PLUS
[Alexandros]
かっこいいリフに英詞を乗せた楽曲が多いロックバンド”[Alexandros]“のフロントマンを務める川上洋平さんも帰国子女です。
川上さんの英語のルーツは9歳から15歳の間にシリアで過ごした経験です。15歳で日本に帰国し、英語が話せることを全力で活かして高校受験に臨んだそうです。シリアで英語を習得しているためか、ネイティブの人によると少し中東訛りの英語を話すそうです。
ベースの磯部さんも同じく帰国子女で英語がペラペラ、アメリカで6年ほど生活していたそうです。
上の動画はアメリカテキサス州で開催された地域密着型大規模イベント”SXSW”に出演した際のインタビュー映像です。綺麗な発音で外国人インタビュアーと会話してます。
出典:Be Strong,Be Brave! | SCHOOL OF LOCK! アレキサンドLOCKS!
MAN WITH A MISSION
狼バンド”MAN WITH A MISSION“のJean-Ken Johnyさん(Vo/Gt)もスラスラと英語を話してます。動画サムネ右の犬がジャンケンさんです。
MAN WITH A MISSIONは英詞と日本語詩の両方を使いこなす、ミクスチャーロックバンド。テンション爆上げな楽曲ばかりです。
Jean-Ken Johnyさんの英語のルーツは分からなかったものの、南極で眠っていた究極生命体ですからきっと日本語と英語と言わずなんでも話せるでしょう(もはやヤケクソ)。
上の動画はイギリスの音楽メディア”Rock Sound”の動画で、シングル”Left Alive”のリリース時インタビュー。この他にもMステに出演した世界の歌姫”カーリー・レイ・ジェプセン”の通訳を担当したり、憧れだった”Foo Fighters”のフロントマン”デイヴ・グロール”とSkype対談をしたりと世界的に活躍しています。
英語が出来ることにより活動の幅が広がっている良い例ですね。
出典:マンウィズ・ジャンケンジョニー 海外歌姫の通訳に!流暢さに反響 | 女性自身
coldrain
英詞楽曲が中心のポストハードコアバンド”coldrain“でフロントマンを務めるMasatoさんも英語がペラペラです。
アメリカ人の母親を持つ日米ハーフのMasatoさんは、教師をやっていた彼女に英語を叩き込まされたそうです。日本在住でしたが自宅で母親と会話するときは必ず英語だったため、英語が身についたそう。
上の動画は海外のYouTubeチャンネルに出演した時の映像です。coldrainの海外ツアーバス内部を英語で紹介しています。他にもいくつかの海外YouTubeチャンネルに出演しており、インタビューに英語で受け答えしています。
出典:【2夜連続】”coldrain”のボーカル、”Masato”さんの半生~両親からの影響~ | チョッパーちんのブログ
The BONEZ / RIZE
高い演奏力を持つロックバンドでありながらラップ等のミクスチャー要素も持ち合わせるロックバンド”RIZE“と”The BONEZ“のフロントマンを務めるJesseさん。彼もネイティブ英語です。
Jesseさんはアメリカで元モデル、作詞家として活動していたカンナ・S・マクファディンさんを母に持つ日米ハーフ。幼少期はインターナショナルやアメリカンスクールに通っていました。ちなみに、父親はギタリストのCharさん。
ご縁があり海外ドラマ”The Notice”に出演した時のインタビューが上の動画です。
流暢な英語でお話しされておりかっこいいですね。
出典:FACTORY #0144 RIZE – RESPONSE , The Notice: Second Sunrise of the Mayfly
ELLEGARDEN / the HIATUS / MONOEYES
“ELLEGARDEN“、”the HIATUS“、”MONOEYES“の3つのロックバンドでフロントマンを務める細美武士さんはどのバンドでも英詞の楽曲を多く書いております。英語は一語に込められる意味が日本語より多いとのこと。
細美さんの英語のルーツは中学生まで遡ります。
洋画が好きだった細美さんは同じ映画を何度も見返しているうちに、自然と英語が聞き取れるようになっていったそうです。
その後、神田外語大学英米語学学科に入学し英語を勉強。2年ほどサンフランシスコでプログラマーとして働き、英語を身につけたのだと思います。
上の動画はELLEGARDEN時代にカリフォルニアで受けたインタビューの映像です。
アメリカ俳優の”カルロス・バーナード”さんやイギリスのバンド”Feeder”の”グラント・ニコラス”さんと対談経験もあります。また細美さんの英語力が認められて”NHK高校英語・英語Ⅱ”にゲスト出演した経験もあります。
現在では、定期的に台湾のバンドと対バンしており、現地の観衆を英語で盛り上げています。
出典:ELLEGARDEN-細美武士インタビュー
MIYAVI
独特なスラップ奏法で”サムライギタリスト”の異名を持ち世界で活躍する”MIYAVI“さん。近年はギターロックとエレクトロニカを掛け合わせたメロディラインに英詞を乗せた楽曲で活躍しています。
世界に出て行く上で英語で話せることは最低限のマナーだと話す彼ですが、英語を身につけたのは25歳で渡米してからだそうです。レコード会社や事務所に無理を言い3ヶ月間アメリカに渡り、常に英語を話さなくてはならない環境を作り、就寝時ですら英語のニュースを流す英語を浴びる生活を送ったそう。それでも完璧な習得は困難だったそうで、アメリカの友人を呼び日本でも英語を話せる環境を作っていたそうです。
非常に努力をして語学力を身につけ、現在はアメリカに在住し世界的に活躍しています。
上の動画はアメリカ人YouTuberのチャンネルに出演した際の動画です。ハリウッド女優”アンジェリーナ・ジョリー”の監督映画作品やアメリカの有名なトーク番組への出演経験があります。
出典:サムライ・ギタリストMIYAVIさんインタビュー。英語は、世界で勝負するための最低限のマナー – GOTCHA!
DYGL / Ykiki Beat
UKロック調の楽曲を武器に日本を飛び出し、現在はイギリスを拠点とするロックバンド”DYGL“でフロントマンを務めるAkiyamaさん。
日本語では自身のしたい表現ができないと全て英詞で作詞をしており、日本人とは思えない発音で活躍しています。
Akiyamaさんの英語のルーツは高校生まで遡ります。当時からバンドをやろうと思っていた彼は日本人らしい英語で歌うのが嫌であったため、英語を非常に勉強したそうです。発音記号までを見ながら研究したそうで、その成果は楽曲を聞けば間違いなく感じられると思います。
出典:interview with YKIKI BEAT (Nobuki Akiyama) “東京インディ”は世界のインディ|ワイキキビート、秋山信樹、インタヴュー
Survive Said The Prophet
日本だけでなく台湾やシンガポールなどアジア圏で広く活躍するロックバンド”Survive Said The Prophet“のフロントマンを務めるYoshさん。オルタナティブロックやR&B、エレクトロなどを彼ら流に昇華させた楽曲を作成しています。多くが英詞です。
バンド単位でのインタビューは日本より海外が先だったそうです。
Yoshさんは日本出身ですがアメリカ・オレゴン州で出会った日本人のご両親もと育ちます。またインターナショナルスクール出身で卒業後はアメリカのフルセイル大学へと進学した生粋のバイリンガルです。
ギターのIvanさんは香港出身で、彼もネイティブ英語が使えます。そのため、海外でのインタビューは基本的に二人が受け答えしているそうです。
出典:サバプロ・Yoshが明かす、バンド結成まで , Survive Said The Prophet「WABI SABI」特集
AIRFLIP
結成当時のメンバーが0人という珍しいポップパンクバンド”AIRFLIP“でフロントマンを務めるSatoshiさん。英詞と日本語詞の両方を器用にこなしメジャーシーンで活躍しています。
バンドメンバー募集サイトで、英語が話せてギターが弾けるとプロフィールに記載したことが”AIRFLIP”の加入に繋がったそうです。
上の動画はSatoshiさんがアップしているアメリカでのVlogです。
詳細は分からなかったですが、以前アメリカでホームステイし語学学習していたため日常会話が出来るようになったそうです。
語学力の甲斐あってか、アメリカのパンクバンド”YELLOWCARD”のフロントマン”Ryan Key”をプロデューサーに迎えてアルバム作成もおこなっています。
出典: AIRFLIP|激ロック インタビュー
CVLTE
北海道を拠点に活動するバンド”CVLTE“でフロントマンを務めるAvielさん。ブラックミュージックやR&B、オルタナティブからヒップホップ、エレクトロまで、さまざまなジャンルの音楽を飲み込んだメロディに全編英詞の楽曲が魅力的です。
EP”616″いくつかの楽曲は詩が公開されているので、音楽を聞きながら英語の勉強にもなると思います。
以上、英語が綺麗なバンドをまとめてみました!
洋画を字幕で見るのと同じように、英詞の音楽を歌詞カード見ながら聞くだけでも結構リスニング力は上がると思います!
音楽と勉強を無理に結びつける必要はないですが、好きなことがスキルアップに繋がると単純に嬉しいですよね。
今後とも、オトヒトツナギをよろしくお願いします!
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